フィンランドラリー選手権へのチャレンジ

2月7日~2月8日にフィンランドで開催された、「SM Vaakuna Ralli 2020」に参戦してきました。

コドライバーは僕のラリーメイト、安心安全の保井隆宏選手。
車はフォードフィエスタR2を現地の仲間からレンタル、本当は自分のフィエスタを輸出して走らせる予定でしたが、諸事情により今回は断念。フィエスタも2世代前のモデルだったのでパワー不足感がありましたが、経験を積むにはいい車でした。

結果はフィンランド人にすがすがしいくらいにぶっちぎられ、次回以降の更なる挑戦意欲が増しての帰国となりました。

昨年のアジアパシフィックラリー選手権に続き、今回のフィンランドは、全く新しい体験ができたと思っていますし、毎年毎年、ドライバーのキャリアとしては本当に最高の時間を過ごしています。

今回のフィンランドで僕が一番感じたことは、とにかくフィンランド人の走りは尊敬に値する!ということでした。

フィンランドのステージをYouTubeで見たことある方も多いと思いますが、スピードがどのくらい出そうだとか、道の起伏の激しさで車が大きくジャンプしそうだとか、僕もフィンランドに対してある程度は理解したつもり・・・でした。

しかしこれは本当に「つもり」だったことを実際に走ってみて痛感したのです。

先が見えない起伏のあるコーナーに、時速200キロ近いスピードでドリフトしながらアプローチする。コース脇には立木や民家・・・。トップのドライバーはあんな危険なステージにも拘らずそれを当たり前のようにやってのける・・・。

今の僕には想像しただけでもゾっとします。

トヨタ自動車の豊田章夫社長が、「道が車を鍛える」と言っていましたが、まさに「環境がドライバーを鍛えている」ことを体感しました。

百聞は一見に如かず

とにかく自分自身で運転をして、フィニッシュまで車を運んで、多くの課題を見つけることができました。

2014年、2015年以来となる僕のヨーロッパチャレンジはまだ始まったばかりです。
これからたくさんの課題をクリアしながら、4年後のヨーロッパでのシリーズチャンピオンに向けて駆け抜けたいと思います!

今期の次のラリーは、フィンランド選手権かフランス選手権を予定しています。

また詳細が決まり次第皆さんにお伝えしますのでお楽しみに!

それでは少しですが、フィンランドでの車載映像をお楽しみください。

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