ラリーの後ってだいたい何もやる気が起きないもので、非日常モードから日常モードへ思考を戻すのが大変なのをいつも実感します。
帰りの飛行機も、ぼーっとしたり、考え事をしたり、上の空だったり。
ん?空の上?上の空?
・・・。
今は体がやっと日本時間戻ってきたなと実感する頃です。
今回のリタイアは、燃えることもなく、燃えカスが残ることもなく、焦げただけと表現するに近いでしょうか。
最終的にはベルギーと同じメカニカルトラブルでしたが、毎回のステージで不調が現れては消えの繰り返し。
マッチにライターの火を近づけても、火がなかなか点かない、点いたと思ったら消えてしまう。
そしてSS12、ライターのガスが無くなりました。
正直に言えば、フラストレーションが溜まる心身には悪いラリーでした。
しかしながら、これもラリーです。
スポーツは結果が全て。
リタイアという結果は、周囲に対して最悪なリザルトと自身では考えています。
今回のラリーでも、応援してくださっている皆様の気持ちを、きっと残念にしてしまったことを悔しく思います。
しかし、当たり前ですが、重要なのは今回のラリーから何を学んだのかを自身の中に見出すこと。
そして、今後より良い結果のためにそれを改善していくことです。
海外ラリー2年目、6戦目にして壁に近づいてきたような気がします。
ここを超えれば大きな進化が必ずできる。
そう感じています。
ラリーというこの素晴らしい僕のライフワークを、もっともっと探究してみたくなりました。
この先自分がどうなるのか、今からワクワクしています。
ラリーの世界も極めていくのは大変なんですね。
僕はダンサーですが、世界どころか日本国内でもなかなか前に進めません。
次にチャレンジする精神や壁を乗り越えた人が見える景色はきっと素晴らしいと思います。
いち、ラリーファンとして応援しています。